close


二月(如月)p22

 もともと、節分というのは、立春.立夏.立秋.立冬の前の日のことを言いました。その中では、立春が1年の初めと考えられていましたから、春の節分が一番大切でした。今では「節分」といえば、立春を指すものとなっています。

 立春は2月3日に来ることが多いのですが、2日や4日のこともあります。この日は旧暦で冬の最後、1年の終わり日に当たりますから、新たな春を迎えるために、前年の邪気を払って、福を招く行事が行われます。その代表が「豆まき」です。

 「豆まき」は、節分の日の夜、八時から十時くらいの間に、はじめに玄関、そして各部屋へと、戸を全部開けて、大きな声で「鬼は外、福は内」を二回繰り返しながら、豆をまきます。鬼は一家のご主人や長男、または厄年の人か行っていましたが、現在は家族で楽しみながら行うお宅が多いようです。まき終えたら、鬼を入れないようにすぐ戸を閉めます。このあと、家族で年齢の数だけの豆を食べます。厄年の人は一つ多く食べて、早く厄年が終わるように願います。この豆まきの風習は室町時代に始まりましたが、元は七世紀ごろ中国から伝わった鬼はらいの儀式「追儺」で、病や災害などを鬼に見立てて、桃の弓、葦の矢で追い払うものでした。この弓矢が豆に変わったのが「豆まき」だと言われています。


単語
1。邪気を払う(じゃきをはらう)
2。福を招く (ふくをまねく)
3。厄年   (やくどし)
4。追儺   (ついな)
5。桃の弓  (もものゆみ)
6。葦の矢  (あしのや)
7。弓矢   (ゆみや)

http://www.photoland-aris.com/myanmar/near/n41/

 

 

arrow
arrow
    全站熱搜
    創作者介紹
    創作者 夫夫 的頭像
    夫夫

    小小記者的隨手觀察

    夫夫 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()